2010年10月1日金曜日

医学生実習レポート第一号!

R大学5年生Aくんが、シルバーウィーク狭間の二日間(9/21・9/22)を利用して、埼玉協同病院の実習に来てくれました。今回はAくんの協力を得て、実習をご紹介することになりました。


★Aくんの紹介
埼玉県出身。小児科志望。研修先は、大学がある県か埼玉かで悩み中。『同じ学年の学生は夏休みにレジナビや病院実習に行っているのに、出遅れてしまった(^^;)今回初めて病院実習に来ました。』

★実習スタート!  ~実習レポートより~
9/21(火)★研修医について実習開始!

医局の朝会で自己紹介。すぐに、C2病棟に移動し、研修医が夜間で入院した患者さんのプレゼン。そのまま、呼吸器内科病棟へ移動し、『1年目研修医のDr.Nについて実習。朝の処置(動脈採血)。C2病棟で割り振られた新しく担当になった患者さんのカルテ作成を見学。問診もカルテ記載も大学病院よりも丁寧だと感じた。』

★高学年の方には、医師から研修説明を行っています。
『昼前には、埼玉協同病院での研修を、プログラム責任者兼小児科部長のDr.Koより説明を受けた。自分が小児科志望であったので、特に小児科研修の説明をして頂いた。同じ病院で長く勤める事で、一人の患者さんと長くつきあえること(Dr.Koは協同で産まれた方が、お母さんになり子どもを連れてくる経験をしている)、「かかりつけ医」のようになれることに非常に魅力を感じた。研修内容も、自分が望むハードな研修で良い印象を受けた。』

★毎週火曜日の午後は、1年目研修医のレクチャーがあります。
『1年目の先生6人に混ざって、血液内科のMu先生のR-CPCレクチャーを受けた。検査所見のみから、患者さんに何がおきているかを想像することは、初めての経験でとても楽しかったが、難しさと限界も感じた。』
●血液内科の講師より・・・医学生さんはとても積極的に参加してくれた。わからない事ははっきりと、「わかりません」と言ってくれ、そこから研修医もめずらしく自分たちで調べ初め、研修医にも刺激になった。いつでも医学生さんWelcomeですよ!
※医学生が参加する、ということで今回はとてもわかりやすくレクチャーをして頂きました。

★9/21(火)の当直見学
※6年目のDr.Kuについて当直を見学。1年目研修医のDr.Fは副当直として、夜間外来の診察を初めて間もないので、Dr.Kuが後ろでDr.Fの診察をチェックする様子もみて頂きました。
『患者さんは少なめとのことであったが、忙しかった。患者さんへの応対や処置は時間をかけていて丁寧にやられていた。忙しさに追われるよりは、じっくり患者さんと診察したり、どんな病態なのかを落ち着いて考えられる環境は、研修するためにはいいなぁ、と感じた。』
●Dr.Kuより・・・体育会系でガッツがある学生さんでしたねぇ!3時まで起きていましたが、元気があっていいですねぇ!と絶賛。因みに、Dr.Kuは外科で、体育会系。

★9/22(水)Dr.Hについて、小児科実習
『肺炎・喘息の子どもが多く、聴診器を持ってくれば良かった…。病棟の回診も午後の1ヶ月健診も雰囲気がとてもよかった。先生方にも色々教えて頂き、現場を知るだけでなく、非常に勉強になった。』

★全体を通して・・・『雰囲気も研修病院としても魅力を多く感じました。これからの学生生活や研修病院選びはもちろん、研修医・医師としてこれからの自分の進路に役立てていきたいと思います。』